ナマステ!夫がインド人の、関西人アラサーりりです(^-^)
出産を機に退職し、専業主婦として育児に奮闘中です☺︎
YouTube始めました~!(^o^)/
子供がずり這いできるようになったので、家の大掃除をしました(^-^)
夫も数年ぶりにやる気を出し、台所のスパイスの仕分けをしました!
せっかくなので、どんなスパイスがあるかまとめてみました☆
粒(ホールと言います)のスパイス、パウダー状のスパイス、豆の3部構成でお送りします☺︎
以前書いたスパイスネタはこちら
- スパイスを使う理由ってなーに?
- ホール・パウダースパイス一覧
- スパイスは300~500種類もあるよ☺︎
- おすすめスパイス3選
- おすすめレシピ
スパイスを使う理由ってなーに?
インド料理を作るときには、「テンパリング(ヒンディー語でTadka/タルカ)」が欠かせません。
テンパリングとは、ホールスパイス(粒のスパイス)を油で熱して、香りを出すという作業です。
スパイスを料理に使う理由は、
①テンパリングをして香りを出すため
②色付けをするため
③味付けをするため、です\(^-^)/!!!
ホール・パウダースパイス一覧
~葉っぱ①~
上段左上から
・Bay leaf/ベイリーフ = ヒンディー語でTej Patta/テージ パッタ
月桂樹の葉っぱです。
テンパリングをする時に主に使われます。
お米を炊くときに、一緒に炊飯器に入れて炊く使い方もおすすめです◎
・Basil/バジル = ヒンディー語でTulsi/トゥルシー
乾燥させたバジルの葉っぱです。
バジルの葉っぱとチャイ茶葉を一緒に煮出した、トゥルシーチャイは夫のいち推しチャイです☆
トゥルシーチャイを作るときは、乾燥したバジルではなく、生バジルの葉っぱの方がおすすめです◎
~パウダースパイス①~
・Cholle masala/チョレ マサラ
チョレ(Chole, Cholle)は、白ひよこ豆を使った料理のことです。
ひよこ豆の料理を作るときに加えて、味に深みを出します☺︎
日本料理で言う、醤油や鶏がらスープの素を少々加える、みたいな感じなのかしら(^-^)
・Tea masala/ティー マサラ
チャイを作るときに加えます。
生姜などの粉末かな?
茶葉だけで煮出すより、味に深みが出ます☺︎
・Balti gosht/バルティ ゴーシュト
Baltiは、『底が丸く、中華鍋のような、重たい鋳鉄の器で把手が2つ付いている』バルチ鍋のことです。
Goshtは、柔らかい肉という意味です。
肉料理を作るときに加えて、味に深みを出します☺︎
Gosht(肉料理)を、Karahi/カラヒ と言う円形の鍋に入れたものは、Karahi gosht/カラヒ ゴーシュト と呼ばれます。
Karahi/カラヒは、インド料理屋さんで肉料理を頼んだときによく見かけます(^O^)
~ホールスパイス①~
・Coriander seed/コリアンダーシード
テンパリング時によく使います。
コリアンダーシードには、胃腸の調子を整えて、消化を促進する作用があります。
消化不良で胃がもたれていたり、便秘の時に摂るのがおすすめです◎
・Black pepper/ブラックペッパー
まだ熟していない胡椒の実を、長時間かけて乾燥させたものです。
完熟前の胡椒の実は緑色ですが、乾燥させると黒色になります。
テンパリング時によく使います。
日本で一般的に売られている「胡椒」は、ブラックペッパーの粉末と、ホワイトペッパー(完熟した胡椒の実の、皮の部分)の粉末をブレンドしたものだそうです!
・Mustard seed/マスタードシード(ブラック)
北インドは、クミンシードをよく使います☆
ブラック、ブラウン、イエローマスタードシードなどがありますが、インド料理のテンパリングに使われるのは、ブラックマスタードシードが多いです。
油で炒める料理に合うので、かぼちゃ・じゃがいものマスタードシード炒めなんていかがでしょうか( ˘ω˘ )
甘味と辛味が楽しいです!
・Methi/メティー = 英語でFenugreek seed/フェヌグリーク
ピクルスを作るときや、ドーサやイディリと言ったインドのパン生地を発酵させるときに使います。
避妊ピルの成分の、ダイオスゲニン(ジオスゲニン)の植物源にもなっています。
以前、「妊娠中にスパイスカレーを食べても良いのか」みたいな質問をネットで見たんですが、フェヌグリークは子宮収縮作用があるので避けた方が(気持ち的に)良いかもです☆
私の場合、出産予定日を過ぎても産まれなかったので、ひと晩水に漬けて柔らかくしたフェヌグリークをヨーグルトに混ぜて食べていました(^-^)
バストアップ、母乳の出が良くなるとされているので、出産後に摂るのがおすすめです。
出産あれこれ( ˘ω˘ )
・Cumin seed/クミンシード = ヒンディー語でJira, Jeera/ジラ
テンパリングするときに欠かせないスパイスです!
北インドでよく使われています。
油で炒めると香りがしっかり出るので、先にクミンシードを油で熱してから鶏肉を炒めたり、じゃがいも・にんじん・キャベツなどの野菜を炒めると美味しいです♡
クミン炒めおすすめです~!\(^^)/
・Loong, laung/ローング = 英語でClove/クローブ、丁字(ちょうじ)
釘みたいな形をしていて、香り高いスパイスです。
甘い香りなので、お菓子作りやチャイを作る時に使われます。
この香りは害虫が嫌いな匂いらしく、小鉢などにクローブを入れて、台所に置いておくとG除けになります☆
肉の臭み消しとしてもよく使われています。
肉に切り込みを入れて、クローブを釘みたいに差すと効果的です!
・Ajwain/アジョワン
インド以外の国ではあまり知られていないスパイスらしいですが、インドではメジャーです(^O^)/
ハーブのタイムに似た風味で、パランタ(チャパティ)に練りこむとアクセントになります。
タイムの代用として、肉料理や卵料理をするときに振りかけるのもおすすめです◎
ただ、子宮収縮作用があるので妊婦さんは注意です。
・Cassia/カシア
シナニッケイの木の皮を乾燥させたもので、チャイニーズシナモンとも言うそうです。
シナモンとは親戚関係にあたります。
ちなみに日本では、カシアもシナモンも、両方「ニッケ」と呼ぶことがありますが、木の皮感がある方がカシアです!
シナモン代わりとして、チャイ茶葉と一緒に煮出したり、りんご・砂糖と一緒に煮たりしても◎です。
塩味の料理にも合うので、中華料理や炒め物でもよく使われているようです。
・Yellow mustard seed/イエローマスタードシード
先ほど出てきた、ブラックマスタードシードの表皮を取り除いたものです。
ブラックマスタードシードよりも、マイルドな辛さです。
ピクルスやマリネにおすすめです◎
~パウダースパイス②~
・Tumeric/ターメリック = ヒンディー語でHaldee/ハルディ
ウコンのことです。
鮮やかな黄色が特徴で、インドの人は何にでもターメリックを入れないと気が済まないらしい(夫談)
日本料理で言う醤油の位置付けだと思っています☺︎
ターメリックライスも有名ですが、牛乳にひと振りして温めると、ターメリックラテができます~(^O^)
紫外線予防効果があるらしいので、これからの季節におすすめ!
レシピはこちら
・Kitchen king/キッチンキング
コリアンダー、クミン、ターメリック、生姜などの粉末がミックスされたスパイスです。
※販売しているお店によって、ミックスしているスパイスの種類・配合分量は異なります。
野菜炒め(サブジ)を作る時にひと振りするだけで、下味が付きます☆
・Garam masala/ガラムマサラ
ヒンディー語でガラムは「熱い」、マサラは「様々な香辛料を粉状にして混ぜ合わせたもの」という意味です。
人によって配合分量が異なりますが、基本はシナモン・クローブ・ナツメグがベースで、カルダモン・クミン・ブラックペッパーなども加わります。
野菜炒めや、きゅうり・玉ねぎとヨーグルトを混ぜたインドのサラダ(ライタ)の味付けなどに使います。
・Green chili/グリーンチリ
青唐辛子の粉末です。
味付けするのに使いますが、辛くなるので、私はあまり使いません、、( ˘ω˘ )
もし、作った料理が焼けつくように辛かったときは、水を飲むのではなく、白ご飯を食べると良いそうです☆
・Kashmiri red chili/カシミールチリ、カシミーリチリ
カシミール地方の赤唐辛子の粉末です。
めっちゃ赤いですが、そんなに辛くありません。
辛い味付けのために使うと言うより、赤い色を付けるために使われるようです。
サラダやスープの仕上げにパッとかけるとお洒落☆
辛いのが全くダメという人は、パプリカパウダーで代用しても良いかもです◎
パプリカは、唐辛子の仲間だそうです\(^^)/
~パウダースパイス③~
写真左から
・Heeng/ヒング = 英語でassafoetida/アサフェティダ
Devil’s dung(悪魔の糞)という衝撃の呼び名があるスパイスです☺︎笑
ニンニクのピクルスみたいなきつい臭いがしますが、熱した油に入れる(テンパリングする)と、玉ねぎみたいな風味に落ち着きます◎
私はもう鼻が慣れてしまって(?)このまま棚に置いていますが、臭いもれが気になる人はガラス瓶などに入れて保存すると良いかもです(^-^)
豆や野菜料理に使います。
・Cardamom/カルダモン(粒)=ヒンディー語でelaichi, ilaychi/イライチ
甘い香りで、「スパイスの女王」と呼ばれることもあります。
世界一高価なスパイスは「サフラン」ですが、二番目に高価なのは「バニラ」、三番目がこのカルダモンです!!
グリーンカルダモン、ブラウンカルダモンがあります。
さやは食べずに、中身の種を食べるので、さやを割ったり、剥いたりして使います。
以前もどこかで書いたけど、カルダモンはバナナ方式で剥くのがおすすめ☆
料理はもちろん、インドのアイス、クルフィを作るときにも使います。
レシピはこちら
・Cinnamon powder/シナモンパウダー
やさしい甘さが特徴です。
お洒落カフェのケーキ、飲み物に振りかかっていることが多いです。
トーストに振りかけて、シナモントーストにして食べるのも美味しいです☆
・Dry fruit mix/ドライフルーツミックス
すいかの種、アーモンド、カシューナッツ、くるみを自分でフードプロセッサーで砕いたものです。
書いてて気づきましたが、ドライフルーツと言うかナッツミックスですね(^-^)
少量をいちいち砕くの大変なので、大量に砕いときました☆
・Coconut powder/ココナッツパウダー
南インドの料理を作るときに欠かせないのが、ココナッツです。
ココナッツの実をすりおろして粉末状にしたもので、砂糖の代わりに使います。
水に溶かせばココナッツミルクとしても使えます。
ココナッツパウダーと、ココナッツ「ファイン」の違いは、粒の大きさです。
ココナッツファインはココナッツを粗びきにしたものなので、ザクザクしています。
ココナッツ「ミルク」パウダーもありますが、これは水に溶かして、ココナッツミルクとして使うものなので、買うとき要注意です!
・Daliya/ダリヤ
あらびき小麦のことで、お湯と野菜、豆などと一緒に鍋で炊いて、お粥みたいにして食べます。
お湯ではなく牛乳、砂糖と一緒に炊いて、甘いお粥を作っておやつに食べたりもします☆
オートミール的な感じです。
生後7~8ヶ月以降、小麦アレルギーがなければ、離乳食としても使えます(うちでは食べさせています)
・Chana sattu/チャナ サットゥ
黒ひよこ豆を炒ってから粉末状にしたもので、スーパーフードとして知られています。
きな粉の味がします(^-^)
うちではきな粉として、きな粉がゆ、潰しバナナのきな粉がけなどの離乳食レシピに使っています~( ˘ω˘ )
きな粉は生後5~6ヶ月の離乳食初期からOKですー!
ちなみに、Besan/ベサン粉も「ひよこ豆粉」として知られていますが、黒ひよこ豆を炒らずに中身を取り出して、粉末状にしたものだそうです。
~パウダースパイス④~
・Elaichi powder/イライチパウダー = 英語でCardamom powder/カルダモンパウダー
先ほど出てきたカルダモン(粒)を挽いて粉末状にしたものです。
ホールスパイスに比べて、パウダースパイスは粒子が細かく、煮込むと香りが飛びやすいので、料理の仕上げに使うと◎です。
そのため、パウダースパイスをホールスパイスの代わりに使うののはおすすめできません…
~ホールスパイス②~
・Saunf/ソーンフ = 英語でFennel seed/フェンネルシード
甘い匂いがします。
この匂いには、女性ホルモンと同じ働きをする成分が含まれているそうで、女性の更年期障害で起こるほてり、不眠、不安の症状が緩和されるという研究結果が出ています(^-^)!
インドや中国では、昔、ヘビやサソリに噛まれたときの治療薬としても使われていたそうです。
スープや肉料理に使ったり、消化を助ける&口直しのため、カラフルな色の砂糖でコーティングして食べたりもします。
よくインド料理屋さんのレジの横に置いてあるアレです!!
・Flax seed/フラックスシード = 亜麻仁、アマニ
スーパーフードとしても知られています。
殻が硬いので、そのまま消化されずに出てしまうことがあります。
すりこぎやスパイスグラインダーなどで挽いて使うのがおすすめです。
または、しっかり噛んで食べる!(^O^)笑
サラダのトッピングや、スムージーに入れたりして使います。
~葉っぱ②~
・Curry patta/カリーパッタ = カレーリーフ
カレーの木(大葉月橘、オオバゲッキツ)の葉っぱです。
インドでは、多くの家庭で自家栽培しています☺︎
葉っぱを叩くと、カレーと柑橘類が混ざったような匂いがします。
粉末状にした、カレーリーフパウダーも売られています!
煮込み料理に使ったり、炒めて油に香りを移し(テンパリング)、豆スープに加えて香りを出したりします。
〜ペースト〜
写真真ん中
・Tamarind/タマリンドペースト = ヒンディー語でImli/イムリ
タマリンドの木の果実です。
キャラメルみたいな感じで固まってます。
塊を使う分だけちぎって、ぬるま湯に浸けてふやかし、戻して使います。
塊の状態だと、常温で数年保存できます!
南インド料理のサンバルによく使われます。
タイ料理のトムヤムクンにも使われています!
独特の甘酸っぱい味が特徴で、砂糖漬けの梅干しみたいな味です☺︎
1さじ入れるだけで、結構味が変わります。
タマリンドと砂糖とチリパウダーを練った、タマリンドキャンディもあります(^-^)
あと、写真の一番左は、丸々した形が特徴のCTCチャイ茶葉
写真の一番右は、日本のお米より長ーいバスマティライスです!
スパイスは300~500種類もあるよ☺︎
長々と書いてみましたが、うちはビリヤニをあまり作らない(北インド人はお米よりチャパティ派が多い)ので、スターアニス(八角の良い香りのスパイス)とか、ビリヤニマサラは持っていません…(´ー`)
サフランも使い終わってました/(^o^)\
スパイスは世界中で使われていて、その種類は300~500種類と言われています(^-^)!
各家庭によって好みのスパイスは違うので、ぜひ、自分だけのスパイスラックを作ってみてくださいー!\(^o^)/
おすすめスパイス3選
スパイス料理研究家の、印度カリー子さんがテレビでおっしゃっていたおすすめスパイスは
・クミンパウダー
・コリアンダーパウダー
のパウダー3種類でした!!
スパイスカレー以外でもスパイスを使っていくなら、わたし的には、、
・クミンシード
・カルダモン(粒)
がおすすめです( ˘ω˘ )
ターメリックは、ご飯と一緒に炊いてターメリックライスにしたり、ターメリックラテに使ったりできます◎
クミンシードは、炒め物に!
カルダモンは、チャイを飲むときに、割って一緒に煮出したり、クッキーやパウンドケーキを作るときに入れたり…
おすすめレシピ
いち推しスパイス、クミンシードを使ったレシピです♡
~にんじんのクミン炒め~
材料
・にんじん 1本
・クミンシード 小さじ⅔
・油 大1
・塩 少々
お好みで ・卵 1個、醤油 小1
①にんじんを細切りにする。
②フライパンで油を温める。
③油が温まったら、クミンシードを入れて軽く炒める。
④クミンの香りが立って来たら、にんじんを入れ、しんなりするまで炒める。
⑤お好みで卵を溶いて入れ、醤油も加える。塩で味を調える。
楽しいスパイスライフを~!!
次回、持っている豆まとめをお届けします( ˘ω˘ )
最後までご覧いただきありがとうございました!
ダンニャワード(ヒンディー語で「ありがとう」)☺︎