踊らないインド人と踊る日本人

【老親扶養ビザ】母国の親を呼び寄せたい!ビザ手続きレポ!の巻①

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ナマステ!夫がインド人の、関西人アラサーりりです(^-^)

出産を機に退職し、専業主婦として育児に奮闘中です☺︎

YouTube始めました~!(^o^)/

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ここでは、義母が長期的に日本に滞在するために色々調べた、ビザ申請手続きについてお伝えします!

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結婚5年目、まさかの義母と同居することに!?

結婚して5年目、期間限定でお義母さんと日本で同居することになりました!!!

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お義母さんは、今までインドでお義兄さん家族と一緒に住んでいました。(お義父さんはすでに他界)

ところが、お義兄さんがアメリカに転職することになり、お義兄さん家族(妻、子供)のビザは、「ビジネスビザ所有者の家族」として取得できましたが、お義母さんのビザは取得できませんでした…

親のビザは、扶養証明が必要らしく、アメリカで数か月働いてからの申請になるようです。

また、インドのアメリカ大使館は、コロナでロックダウンしていた影響で、インドでアメリカの観光ビザ申請をしようと思ったら、2年待ち!?だそうです。

義兄もビジネスビザを取得するのに、面接半年待ちだったそうです…

そんなこんなで、インドにひとり置いておく訳にもいかず、とりあえず日本に来てもらうことになりました。

義母のアメリカビザがいつ頃取得できるか全く分からないため、「短期滞在ビザ(90日滞在できる)」ではなく、もっと長期的に日本に滞在できるビザの申請をしようと思いました…!

母国の親を呼び寄せるビザの種類は?

海外に住んでいる親を日本に呼び寄せるビザは、特定活動ビザ(老親扶養)、老親招聘(しょうへい)ビザ、老親ビザとも呼ばれているようですが、ここでは「老親扶養ビザ」または「特定活動ビザ(老親扶養)」と書いています。

ちなみに、老親(ろうしん)と読みます☺︎

※後述しますが、一般的に、まずは「短期滞在ビザ」で来日してもらい、来日後「老親扶養ビザ」に切り替える手続きをします。

老親扶養ビザが取得できれば、日本の健康保険にも入れます◎

特定活動ビザ(老親扶養)取得には規定がない!?

外国人の人の活動すべてを、「技術・人文知識・国際業務」「留学」「永住者」と言った在留資格(ビザ)に当てはめることは難しいので、これらの在留資格には当てはまらない活動の受け皿として、「特定活動」という在留資格が設立されたそうです。

今回取得したい老親扶養ビザは、特定活動ビザの中の「告示外特定活動」に分類されます。

さらに、告示外特定活動の中でも、老親扶養ビザは、申請者の家族構成や、招聘者(呼び寄せる側)の仕事内容によってケースバイケースのため、各家庭ごとに申請書類が異なるようです。

そのため、入国管理局のHPにも、申請に必要な書類について特に何も載っていません/(^o^)\

具体的な審査基準は非公開となっているそうで、各地方の入国管理局ごとに判断基準も違うそうです。。。

行政書士さんのHP巡回をした印象は、かなり取得難度は高く、永住権より取得するのは難しいと思われます( i _ i )

老親扶養ビザ取得のポイント!

入国管理局の審査基準は非公開となっていますが、行政書士さんのHP巡回をした感じ、老親扶養ビザ取得のためには、下記条件を全て満たしている事がポイントになるようです。

と言うか、下記条件を満たしていない場合、依頼を受任できないと書いてある事務所もありました…

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【1】親が高齢である。

70歳以上、というのが目安のようです。

ただ、65〜69歳でも、持病や障がいがある場合は、取得できる可能性があります。

生活に支障がある、など、どの程度の持病なのかにもよるそうですが…

また、日本に呼び寄せる親の人数は、両親2人ともの場合より、片親だけ(死別など)の方が取得できる可能性があります。

たとえ高齢で持病があっても、2人で支え合う事で、充分母国で生活できると判断されてしまうからだそうです。

ある行政書士さんのHPには『ここ数年は、両親そろっての老親扶養ビザ取得はほぼ不可能になっています。』とありました。

【2】母国に親を扶養してくれる親族が誰もいない。

ひとりっ子であれば、子供は自分だけだという証明資料(提出書類の所で詳しく述べます)を提出すればOKです。

子供が何人かいて、兄弟姉妹が母国に住んでいる場合は、兄弟姉妹に親を扶養してもらえるのではないか、と判断されてしまう可能性が高いようです…

兄弟姉妹が第三国(母国、日本以外の国)に住んでいる場合も、同じく兄弟姉妹に扶養してもらえるのでは?と判断されることがあるようです。

さらに、最近は審査が厳しくなっているのか、親の兄弟姉妹についても聞かれる事があるそうです。

親に兄弟姉妹がいる場合、ひとりっ子でも老親扶養ビザの取得は難しいようです。

【3】扶養者に親を扶養できるだけの収入がある。

どれぐらいの収入があれば良いのか明確にはされていませんが、行政書士さんのHP巡回をした感じ、最低でも年収500万円以上必要だそうです。

永住権申請や帰化申請で求められるのは、だいたい年収300万円~なので、年収だけで言えば永住権より取得は難しいです。。

書類入れにどうぞ(^o^)/

実録!「老親扶養ビザ」の申請の流れ

まずは管轄の入国管理局に電話

老親扶養ビザ申請をするため、まずは管轄の入国管理局の方に電話で相談してみました☺︎

※住んでいる県によって管轄先が変わります。

ネットには、「外国人の親が日本で暮らすための在留資格(ビザ)」と言うのはないので、入国管理局で相談しても、「そんな在留資格はありません。」と言われる事がある、と書いてあったのですが…

「特定活動在留資格の老親扶養ビザ申請について」とめっちゃ具体的に言ったら、スムーズに担当の方と繋げてもらえました☺︎

私たちの状況

私たちの場合、先程の「老親扶養ビザ取得のポイント!」でお伝えした条件のうち、【1】の年齢(66歳)と、【3】の収入はクリアしていましたが、【2】の親族については、お義姉さん(既婚、専業主婦)が同じ州に住んでいるという状況でした。

ただ、お義姉さんの子供には持病があり、お義母さんとの同居は難しい状態でした…

入国管理局の方に電話で状況説明した時も「事情があっても、親族の方が母国に住んでいる場合、取得できる可能性は低いです」と言われてしまいました。

実際に提出した書類

アフィデビットとアポスティー

インドでの書類集めに役立つのがアフィデビットとアポスティーです。

アフィデビット(Affidavit)とは、日本語で言うと「宣誓供述書」になります。

インドには、日本のような戸籍制度はありません。

そのため、兄弟は何人とか、独身であるとかを役場の公証人の前で宣誓して、供述書としてタイピングしてもらい、スタンプをもらいます。

今回、義母の結婚証明書がいると言われましたが、当時そんな書類は作ってないとのことで…

(昔、インドでは結婚式の写真が結婚したという証明書になっていたらしい)

義父も亡くなっており、今から結婚証明書の書類を作ることはできないため、アフィデビットで代用しました☺︎

アポスティーユ(Apostille、インド的発音だとアポスティルになるのかな?)とは、日本語で言うと「外務省による認証」になります。

日本で取得した書類は日本語なので、海外の公的機関などに提出した時に、信用して使えるように外務省で認証…と言うか外務省のスタンプを押してもらいます。

今回、インドで取得した書類を、海外(日本)でも使えるように、逆アポスティーユ?と言うか、インドの公的書類であるというスタンプを押してもらった状態で、来日時に持ってきてもらいました!

手続きの流れ

まずは短期滞在ビザ(90日滞在できる)で義母に来日してもらい、来日してすぐ(1週間経ってないぐらい)老親扶養ビザの申請(在留資格変更許可申請をしました!

アフィデビット&アポスティーユは、来日前にインドで取得するので、短期滞在ビザの取得手続きと並行して書類集めをするとスムーズです☆

必須の提出書類

〜インドで取得〜

※英語だったので全て私が和訳しました!

翻訳アプリありがたい〜☺︎

・家族関係の証明書

入国管理局から、家族全員の名前、子供が何人いるか、という証明書が必要だと言われました。

日本の戸籍謄本に当たります。

アフィデビットで代用しました。

・義父と義母が結婚していた証明書

アフィデビットで代用しました。

・義父の死亡証明書

原本は返却してもらえました☺︎

〜日本で取得〜

・夫(招へい者)の納税&課税証明書、在職証明書、在留カードコピー

・住民票

・その他、義母のパスポートコピー、写真など

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参考に提出した書類

特に入国管理局から提出するように言われていないけど、審査の参考にしてもらえれば…!と思って提出した書類です。

・カバーレター

申請理由と添付書類一覧を書きました。

・義母の通院記録

義母をインドにひとり置いておけない1番の理由は、高血圧だったり、手の震えがあったりで、日常生活に支障があるからです。

手の震えは、パーキンソン病かも?と言われたものの、結局診断はつかず、加齢によるものと言われたそうです…

体調によるけど、ひどい時はコーヒーカップが震えてコーヒーがこぼれるぐらいです(カバーレターにも申請理由として書きました)

・義母の個人資産証明書

義実家が義兄の名義である事(=インドに自分名義の家がない事)、年金をもらっている事(=日本の滞在費用)のアピールの為に提出しました。

・義兄のアメリカビザコピー、飛行機のチケットコピー

・義姉の子供の通院記録

2歳でMRI検査とか受けていたので、その記録など…

・義姉の宣誓供述書

インドに自分名義の家がない事、専業主婦で自分の収入がない事、子供に持病がある事を宣誓供述(アフィデビット)しました。

審査の結果は…?!

申請してから約2ヶ月後、年末年始を挟むので電話で進捗状況を聞いたところ……

不許可とのことでした( i _ i )

理由は、やはりインドに義姉が住んでいる事、年金をもらっていて収入があるからとの事でした。

手の震えに関する病院の診断書とかがあれば、日常生活に支障がある証明書?になったのかもしれませんが…

残念な結果でしたが、ダメ元で申請したので、悔いはありません!☺︎

また、行政書士さんに頼むと結構な料金になるようなので、自分でやってみて節約できて良かったと思うことにします…!

相場が分かりかねますが、1社だけ料金をHPに載せていて、、着手金10万円、成功報酬30万円の計40万円!?でした。

40万円節約できたよ〜〜\(^o^)/

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次は、特定活動ビザ(老親扶養)以外の親を呼び寄せる方法についてまとめてみます!

最後までご覧いただきありがとうございました!

ダンニャワード(ヒンディー語で「ありがとう」)☺︎

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