ナマステ!夫がインド人の、関西人アラサーりりです(^-^)
出産を機に退職し、専業主婦として育児に奮闘中です☺︎
YouTube始めました~!(^o^)/
年末が近づいて来ると、毎日あっという間ですね…!
昨年度末、インド食材店で買い物をしたら、おまけでインドの祝日が載ってるカレンダーが付いてきたので、備忘録&今年の振りかえりとして、下半期のインドの祝日をまとめてみました♡
※2021年のおまけのカレンダーを元にまとめたので、各州独自の祝日、ヒンドゥー教以外の祝日(宗教行事)は書き漏れていると思います…
上半期のまとめはこちら☺︎
同じヒンドゥー教でも人によって違う!
同じ仏教の中でもいろいろ宗派が分かれているように、ヒンドゥー教の中でも、自分の信仰している神様によって宗派が分かれています。
※インド人の友達によると、信仰と言うか……自分の好きな神様という感じだそうです。
例えば、シヴァ神が好きな「シヴァ派」の人の多くは、月曜がお祈りの日&断食をします。
家族の中でも、親は○○派、子供は○○派とバラバラであることも多いです。
あと、稀かも?ですが、夫のように神様を信じていないタイプのインド人もいます。
断食の理由も人によって違う!
私の中で、ヒンドゥー教では割とカジュアルに断食をするイメージがあります。
断食と聞くとなんか重い感じがしますが、今日は食べない日って感じかな…
断食をする理由は人によって違っていて、
・好きな神様へお祈り&断食すると決まっている曜日だから
・家族の病気が快方に向かうように願いをこめて
・自分や家族がテスト(大学受験、就職試験など)に受かるように願いをこめて
・月が出ない日だから
などなど、本当に人それぞれです(^-^)
毎年10月には、カルバチョートという断食の儀式もあります。
妻が夫の長寿を願って断食する、愛の儀式!?です♡(後述します)
【7月】
20日 Eid al Adha/Bakrid
※日付は毎年変わります!
日本語では「犠牲祭」とも呼ばれています。
預言者イブラヒム(アブラハム)が、息子のイスマーイール(イシュマエル)を、苦悩しつつも神への犠牲として捧げようとした忠誠心を讃えるためのお祭りで、4日間続きます。
断食月が終わったことをお祝いする、イード・アル=フィトルより長期間のため「大イード」とも呼ばれます。
また、イード・アル=アドハーは、インドではBakridと呼ばれているようです。
【8月】
15日 Independence day
1947年の8月15日に、イギリス領から独立したという記念日です。
また、同時にパキスタンとも分離独立をしました。
この日は、大規模な軍事パレードが行われます。
祝日なので学校は休みになりますが、前日、学校へ行くとラドゥというお菓子がもらえたそうです~☺︎
19日 Muharram
※日付は毎年変わります!
ムハッラム(アラビア語)は、太陰暦であるヒジュラ暦の、1番目の月の名前です。
イスラム教での新年にあたるようです。
ムハッラム月の初めの10日間に断食をするそうですが、シーア派、スンニ派(スンナ派)によって、10日間のうちいつ断食をするかは変わってくるそうです!
21日 Thiruvonam(Thiru Onam Day)
※日付は毎年変わります!
オナム、オーナムという、ケーララ州で行われるヒンドゥー教の収穫祭です。
10日間行われ、Thiruvonam(Thiru Onam Day)は最終日にあたります。
5日目に行われる、Vallamkali というボートレースも有名です!
ヒンドゥー教の伝説によると、ケーララ州にはマハーバリ王という偉大な王様がいたそうです。
とても偉大な王様で、偉大過ぎて宇宙全土を支配し権力を乱用し始めたので、ヴィシュヌ神の5番目の化身であるヴァーマナによって諫められました。
ヴァーマナから、マハーバリ王は地底世界(冥界)を領地としてもらい、そこで現世の安寧を祈っているそうです。
1年に1回、マハーバリ王は現世に帰ってくるそうで、それがこのオナムだと言われています。
マハーバリ王の毎年の帰郷と、ヴァーマナのことも祝うそうです。
22日 Raksha Bandhan
※日付は毎年変わります!満月の日に行います。
ラクシャー・バンダン、またはラーキー・バンダンという、兄弟、姉妹の絆を祝うヒンドゥー教のお祭りです。
朝お風呂に入ったあと、姉や妹(女性)が、兄や弟(男性)の右手首にラーキーと呼ばれる赤い飾り紐(ミサンガ)を結びつけます。
お返しに、兄弟は姉妹にプレゼントをあげて、姉妹を保護(ラクシャー)することを誓う儀式があります。
夫に、お姉さんにどんなプレゼントあげてたの?と聞いたところ、「子供の時はお金がないからハグがギフトだよ~☺︎、多分母が何か買ってたと思う!」とのことでした(^-^)
一般的には、現金、アクセサリー、服などを贈ります♡
また、ジョークで「それはもう兄弟だね!」と言いたいとき「ラクシャーバンダン!」と言ってみるとインド人にウケるかも!?笑
ラーキー(ミサンガ)かわいいので、ブレスレットにもなりそう!♡
30日 Janmashtami
ジャンマシュタミという、ヒンドゥー教の神様ヴィシュヌ神の8番目の化身であるクリシュナ神の誕生日を祝う日です。
↓インドの甥っ子(お義兄さんの子供)です。
クリシュナ神は、ヨーグルトが大好物です♡
そんなクリシュナ神の誕生日では、ダヒハンディ(Dahi Handi)という、人間ピラミッドがすごいイベントが見どころです。
つぼの中にヨーグルト(ヒンディー語でダヒ)、牛乳やバターなどを入れて、6〜18メートルの高さに吊るします。
つぼを叩いて割ったチームは賞金がもらえます!
何か月も前から、チームで練習をするそうです。
組体操じゃないけど、こんな人間ピラミッドできるようになったら絆が深まりそう…!?
【9月】
10日 Ganesh Chaturthi
※日付は毎年変わります!
ガネーシュ・チャトゥルティー、またはガネーシュ・フェスティバルは、ヒンドゥー教のガネーシャという神様のお祭りです。
11日間続くお祭りで、特にマハーラーシュトラ州のムンバイ、プネー市は規模が大きくて有名です☆
お祭りの時期になると、街のあちこちにガネーシャの像が飾られ、お神輿のように担がれた後、海や湖に像を沈めます。
そのため、像は粘土などの溶ける素材で作られるようです!
同じマンション(社宅)の南インド人ファミリーのお宅にお呼ばれした日が、たまたまガネーシュ・チャトゥルティーの日でした☺︎
このガネーシャ像おうちで手作りしたらしい!( ・∇・)
足元にはネズミもいます~☺︎
ガネーシャは、モダック(Modak)というお菓子が大好きです♡
ココナッツと砂糖を、ひだのある宝珠型に包んで揚げた、甘い餃子みたいな感じです(^-^)
ヒンドゥー教と仏教は繋がっているので、共通の神様がいることを知っておくと、よりインドが身近に感じられるかも☆
【10月】
2日 Gandhi Jayanti
インドの独立の父と呼ばれている、マハトマ・ガンジーの誕生日を祝う日です。
イギリスの植民地からの独立運動を指揮するにあたって、「非暴力、不服従」を提唱しました。
インドではとても尊敬されている人なので、呼び捨てでは呼びません。
またこの日は、Dry day(ドライデー)と言って、お店でアルコールの販売がされません!
夫いわく、アルコールの販売は禁止されている日だけど、アルコールを飲んではいけない日ではないので、飲みたい人は家にあるお酒を飲んでOKだそうです。。
ちなみに、インドの全州共通で休みの「国民の祝日(National holidays)」である、インド共和国記念日(1月26日)、インド独立記念日(8月15日)、そしてマハトマ・ガンジーの誕生日(10月2日)は、Dry dayになります!!
そのほか、州によって独自のDry dayが決まっていたりもするので、お酒好きな人はちょっと注意が必要です☆
14日 Ayudha Puja(Navratri)
Ayudha Pujaは、ナブラトリ(Navratri)という9夜10日間続くお祭りの一部分です。
毎年4月と10月頃の2回(地域によっては3回)行われますが、秋のナブラトリの方が規模が大きいです。
ナブラトリは、英語だとNine nights、日本語だと9夜祭と呼ばれています!
「ナブ」は、ヒンディー語で数字の9(nau)、「ラトリ」は夜という意味になります☆
また、ナブラトリの10日目は、ダシャラー(Dussehra)というお祭りがあります。
ヒンディー語で数字の10はダス(Dus)と言います☆
Wikipediaによると、ナブラトリの9日間のうち
・最初の3夜は力の神様である女神ドゥルガー(または女神カーリー)
・次の3夜はお金の神様である女神ラクシュミー
・最後の3夜は知識の神様である女神サラスヴァティーに祈りをささげます。
夫は、9日間、女神ドゥルガーの9つの姿を讃えると言っていたので、インドの各地方によって違いがあるのかな〜と思います☺︎
お祈りすることをプージャー(puja)と言い、女神ドゥルガーにお祈りするなら、ドゥルガープージャーと言います。
プージャーはお祭りシーズンにめっちゃよく聞くヒンディー語です(^-^)
また、ナブラトリの期間は、ナブラトリミールと言って、肉、魚、玉ねぎ、にんにく、米、小麦粉(メイダ)、全粒粉(アタ粉)を食べないようにするそうです。
タミル・ナードゥ州、カルナータカ州、アーンドラ・プラデーシュ州などの南インド地域では、ナブラトリはゴル(Golu)と呼ばれています。
雛人形みたいな感じで、神様の人形を祭壇に飾ります!
ドゥルガーも、ラクシュミーも、サラスヴァティーもみんな女神なので、ほんとにひな祭りみたい…!☺︎
15日 Vijaya Dashami(=Dussehra)
※日付は毎年変わります!
おまけでもらったカレンダーには、ビジャ・ダサミ(Vijaya Dashami)と載っていたんですが、ビジャ・ダサミは、インドの北東部のシッキム州、アッサム州、東部のメガラヤ州、西ベンガル州ダージリン地域、そのほかネパール、ブータンなどで呼ばれている名前です。
インドのそのほかの地域では、ダシャラ、ダシャラー、ダシェラ(Dussehra)と呼ばれています!
このカレンダー作った人、さてはインド北東部の出身だな!?(^-^)
呼び方はいろいろですが、善が悪に勝ったことをお祝いする、悪魔を退治する、というお祭りなのは共通です☆
中に花火を詰めた、悪者の人形を燃やします。
日本で言うと、鬼を退治するお祭りという事は、節分……!?☺︎
19日 Eid e Milad
※日付は毎年変わります!
シーア派、スンニ派(スンナ派)によって、日にちがちょっとずれます。
満月の日 Karwa Chauth
※日付は毎年変わります!
※おまけのカレンダーには載っていませんでしたが、祝日のようです。
毎年10月の満月の日に、カルバチョートというお祭り(儀式)が行われます。
妻が、夫が健康で長生きするように願いをこめて、朝から夜に月が出るまでの丸一日、断食をします!
月が出たら、ざる越しに夫を見て、夫が妻に水をあげて、儀式は終了です。
ヒンドゥー教の16歳以上の全ての女性が行うことになっているそうで、未婚の女性は将来の夫のために断食するそうです…!
朝から月が出るまで、何も食べてはいけないし、水も飲んではいけないそうなので、キツいのでは…と思いきや、メヘンディと呼ばれるボディペイントをしたり、空腹を紛らわすためにダンスしたりして意外と楽しい!?ようです。
もちろん、キツくて日中寝て過ごす人もいます。
夫は神様を信じていないタイプなので、私はこの儀式をやったことはありませんが、1回やってみようかなあ…
【11月】
4日 Deepavali
※日付は毎年変わります!
ディワリまたはディーパーヴァリーは、ヒンドゥー教のお正月にあたるお祭りです。
Wikipediaによるとディワリ(Diwali)はヒンディー語、ディーパーヴァリー(Dipavali)はサンスクリット語だそうですが、北インドではディワリ、南インドではディーパーヴァリーと呼ばれる傾向にあるようです!
【why do East Indians say V as B?】
ディワリは、5日間かけてお祝いします。
【前日】断食をする人もいる。
【1日目】Dhanteras
ディワリの期間は買い物をすると吉だそうですが、その中でも一番良い日がこの「ダンテラス」の日です。
家、車などの大きな買い物をします。
インドでは、この日に金(ゴールド)を買う人も多いです。
【2日目】Chhoti Diwali(またはNarak Chaturdasi、Small Diwali)
2日目は、「チョーティディワリ」または「ナラク・チャトゥルダシー」と呼ばれる日です。
クリシュナ神が、悪魔ナラカースラを倒した日だそうです。
この日は、身体をオイルマッサージして、ゆっくりお風呂に入るのがおすすめらしい!
【3日目】Lakshmi Puja on Diwali
3日目は、お金の神様である女神ラクシュミーをお祝いする「ラクシュミープージャー」の日です。
家をキレイに掃除して、いい服を着てお祈りをし、神様を呼び込みます。
日本でいう年末の大掃除的な感じかな(^-^)
大みそかのカウントダウン的な感じで、この日の夜が一番盛り上がるようです。
ディワリは、別名「光のフェスティバル」とも呼ばれているので、花火や爆竹でお祝いをします☆
【4日目】The first day of the New year
年明けの日、日本でいう元旦です。
親戚や友達と会って、プレゼントをあげたり、新年の抱負を決めてお祈りしたりします。
【5日目】Bhaidooj
最終日は「バーイー・ドゥージュ」と呼ばれる日です。
ヒンディー語でバーイーは兄弟という意味で、兄弟姉妹の絆のお祭りです!
ラクシャー・バンダンと似てます(^-^)
兄が妹の家(結婚して家を出ている)を訪ねて、安全、成功、幸福などを祈ります。
(14日 Children's Day)
※祝日ではありません。
インドにも子供の日があります!
初代首相、パンディット・ジャワハルラール・ネルー(Pandit Jawaharlal Nehru)氏の誕生日に行います。
19日 Guru Nanak Jayanti
ターバンが特徴的な、シーク教の創設者であり初代グル(尊師)であるグル・ナーナク・デヴの誕生日をお祝いする日です。
シク教の聖典(キリスト教で言う聖書みたいな感じ)は、グル・グラント・サーヒブと言うそうなんですが、10代目グルが、「次の後継者(11代目)はこの聖典だ!」としたそうです。
Wikipediaによると、人間の歴代グルに続く、権威を持つ、最後の生きているグルとして敬意を表されているそうです(^-^)
とんちが効いたお話ですね…!☺︎
【12月】
25日 Christmas Day
インドにもキリスト教徒の人はいます(^-^)
夫いわく、ヒンドゥー教徒でも教会に行ったり、ツリーを出したり、家をイルミネーションで飾ったりしてお祝いする人もいます。
教会の前には、屋台みたいな感じでプレゼントを売っているギフトショップが出ているそうで、それ目当てでよく教会に行っていたらしい~☺︎
今年はもうクリスマスも終わって、年末カウントダウンって感じですね…!
よいお年をお迎えください♡