ナマステ!夫がインド人の、関西人アラサーりりです(^-^)
出産を機に退職し、専業主婦として育児に奮闘中です☺︎
YouTube始めました~!(^o^)/
先月、インドのお祭り「ホーリー(Holi)」がありました☺︎
ホーリーは、色かけ祭りとも言われている、色粉をかけ合うお祭りです。
ここでは、そんなホーリー祭についてお伝えします〜(^-^)
ホーリー祭の開催日
ホーリー祭の開催日は、ヒンドゥー暦11月の満月の日=現在の暦(太陽暦)の3月末ごろになります。
※日付は毎年変わります!
2021年は3月28日〜29日でした!
ただ、南インドではあまり祝わない傾向にあるそうです。
「ディワリ」との違い
インドのお祭りと言えば、新年を祝う「ディワリ」も有名です。
また、ホーリーは色粉をかけ合うことで、敵味方の区別が分からなくなる=外(outside)、みんなで祝うお祭りというイメージです。
ディワリは、家の中をキレイに掃除してデコレーションをして過ごす=内(inside)、家族を中心に祝うお祭りというイメージ、という違いがあります(^-^)
ホーリー祭の意味
ホーリー祭は元々、豊作祈願のお祭りでしたが、今は春の訪れを祝う意味合いがあるそうです。
かけ合った色粉が風に乗って舞い、愛と幸福のメッセージを伝えるそうです♡
また、ホーリー祭では、悪い女の神様ホリカ/Holika が死んでしまったことを祝って、たき火を焚きます。
悪に善が勝ったことを祝うお祭りでもあります!\(^o^)/
色粉をかけ合うのは、インドの神話に由来しています。
~クリシュナ伝説の話~
ヒンドゥー教の神様、クリシュナ(ヴィシュヌ神の第8番目の化身)は、赤ちゃんのときに悪魔に毒殺されそうになったので、肌が青色です。
成長したクリシュナはラーダーに恋をしますが、自分の肌は青色なので、肌が白いラーダーには好きになってもらえないのではと心配します。
そこでクリシュナの母親ヤショーダが、ラーダーの顔を青く塗ることを提案し、本当にラーダーの顔に色を塗ったことがホーリーの始まりとされています。
ちなみに、その後ラーダーとクリシュナは恋人同士になります(^-^)
また、40~50年前のインドでは、人前で男女が手をつないだりすることが難しかったそうですが、ホーリー祭では、顔に色粉を付けるときにほっぺたを触ったりできるので、貴重なスキンシップの場でもあったそうです☺︎
ホーリー祭の色粉の豆知識
色粉の名前
ホーリーでかけ合う色粉は、カラーパウダーとも呼ばれますが、乾燥した粉末状の粉は「グラル/gulal」、水と混ぜた状態のものは「ラング/rang」と呼ばれます。
グラルを投げるときは、できるだけ高く投げることがポイントです☆
ラングは水鉄砲に入れたり、水風船として投げたりします(๑˃̵ᴗ˂̵)
色粉の原料は、伝統的な作り方だと豆や花を乾かして粉末状にしたものですが、今は化学染料粉を使って作ることが多いそうです。
化学染料粉を使うと、色々な色が出せるので、ホーリー祭がよりカラフルに彩られます!
色粉を投げたり、塗り合う時は「ハッピー・ホーリー」と言うのが定番です(^O^)
私はホーリーの時期にインドに行ったことがないので、残念ながら本場のホーリーは体験したことがありません〜( i _ i )
3月末(年度末)はなかなか休みが取れず( i _ i )
カラーランみたいな雰囲気かな??
5色の意味
色粉で使われるメインの色は、青・赤・黄・緑・オレンジの5色です。
それぞれの色には意味があります( ˘ω˘ )
青はクリシュナの象徴の色です。
赤は、愛の意味がある色です。
インドの結婚式のドレスの色のイメージだったり、既婚の印として額に赤い粉をつけたりします!
黄色は、健康、知識といった意味がある色です。
インド原産のターメリック(ウコン)のイメージです。
ターメリックは料理だけでなく、炎症などの自然療法にも使われます。
緑は、生命、自然、収穫といった意味がある色です。
オレンジは、太陽の色なので、新しい日という意味があります。
ホーリー祭の流れ
前夜祭(たき火)
前夜祭として、たき火を焚きます。
このたき火は、悪い女の神様ホリカ/Holika が死んでしまったことを祝う意味があり、ホーリカー・ダーハ/Holika dahan(dahanはヒンディー語で燃やすという意味)と呼ばれています。
ホリカを模した像をたき火の真ん中に置いて、燃やします(^-^)
たき火で悪霊を追い払う感じです☺︎
色粉を投げ合う
ホーリー祭の日は、午前中に色粉をかけ合い、午後からは家族で集まってお祝いの食事をしたり、友達や近所の人にスイーツを配ることが多いです(^-^)
タンダイを飲む☺︎
ホーリー祭に欠かせない飲み物が「タンダイ(Thandai)」です。
タンダイは、牛乳と砂糖、アーモンド、フェンネルシード、スイカの種、バラの花びら、胡椒、ケシの実、カルダモン、サフランを混ぜて作った冷たい飲み物です(^-^)
バングペーストまたはすり潰した葉っぱを入れた、バングタンダイ/Bhang thandai もあります。
バングとは、大麻(カンナビス/Cannabis)の葉と茎が原料のものです。
ガンジャと比べると、バングは効果が弱く、安いらしい…
夫いわく、バングペーストは食料品店などの普通の店では売ってないらしいです☺︎
どこで売ってるんやろ、、闇のにおいがする…( ˘ω˘ )
原則として、バングの販売には政府の許可や免許が必要だそうです。
グジヤを食べる☺︎
ホーリー祭に欠かせない食べ物(スイーツ)は「グジヤ(Gujiya)」です。
餃子みたいな形をしていますが、中身は甘いです♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
初めて作ってみました♡
〜グジヤのレシピ〜
①牛乳を2時間煮詰めてコヤ/Khoya(Mawaとも言います)を作ります٩( ᐛ )و
焦げないように時々かき混ぜるのがおすすめです。
バターとチーズの中間みたいな味がします…!
コヤは完全に水分が飛んで固まった状態(凝縮乳)ですが、コヤの少し前の、少し水分が残った練乳みたいなトロトロの状態をラブリ/Rabriと言います。
ラブリは、ジャレビにかけて食べると美味しいです◎◎
②中に入れる具材を作ります。
先ほどの①のコヤ、砂糖、そのほか砕いたカシューナッツ、アーモンド、ピスタチオ、バラの花びらなどを入れましたが、、
もっと甘くしたら良かったな〜と思いました( ˘ω˘ )
後からはちみつをかけて、表面をコーティングしましたが、中にもっと砂糖をドバドバ入れたほうが美味しいかも!◎
③皮を作ります。
全粒粉1カップ、薄力粉1カップ、塩小さじ¼、水⅓~½カップ、ギー大さじ2を混ぜてひとまとめにする。
生地を15分ぐらい寝かせてから、伸ばしていく。
直径12cmぐらいまで伸ばすと、包みやすかったです◎
④先ほどの③の皮に、②の具材を入れて包み、油で揚げて出来上がり!
市販の餃子の皮で代用してみたら、硬くなってしまったので、皮は作った方が美味しいかも( ˘ω˘ )
中に入れる砂糖は多めがおすすめ!!!( ˘ω˘ )
ホーリー祭を盛り上げる歌♬
ホーリー祭を盛り上げるのは、アミターブ・バッチャンのこの2曲が有名です♬
MVもカラフル(^-^)
Rang Barse | Full Song | Silsila | Amitabh Bachchan, Rekha, Sanjeev K, Jaya | रंग बरसे | Holi | होली
Hori Khele Raghuveera Full Song | Baghban | Amitabh Bachchan, Hema Malini
今年のホーリー祭は、同じマンション(社宅)のインドのお友達とサリーを着ました♡
Wish you happy holi~\(^o^)/
最後までご覧いただきありがとうございました!
ダンニャワード(ヒンディー語で「ありがとう」)☺︎