ナマステ!
夫がインド人の、関西人アラサーOLりりです(^-^)
YouTube始めました~!(^o^)/
牛乳を選ぶとき、いつも値段が安いものを購入していましたが、夫が「牛からしぼったばかりの牛乳が欲しい」と言うので探してみました( ˘ω˘ )
しぼりたて牛乳に一番近いのは、どんな牛乳でしょうか☺︎
「牛乳」の種類~成分調整方法~
牛からしぼったばかりの、しぼりたて牛乳は「生乳(せいにゅう)」と言います。
生乳には細菌が存在するため、食品衛生法により、そのまま商品にすることはできないそうです。
生乳に加熱殺菌をした後、成分調整方法の違いによって種類分けがされます。
牛乳パックの側面に「種類別」の名前や、乳脂肪分などが%表示で書いてあるのでチェックしてみてください\(^^)/
①種類別:牛乳(成分無調整牛乳)
生乳を加熱殺菌したもの。
水などを加えることは法令で禁止されています!
季節によって成分が変動するので、乳脂肪分は「%以上」と表示されています。
冬は脂肪分が高くなるので濃く感じ、夏は脂肪分が減って薄く感じるとか…
学校の給食で出てくるのはこれです(^-^)
②種類別:成分調整牛乳
生乳から水分・乳脂肪分・ミネラルを取り除き、濃度などの成分を調整したもの。
水分が取り除かれているので、①種類別:牛乳の商品より濃厚な味のものがあります。
③種類別:低脂肪牛乳
生乳から乳脂肪分を取り除き、低脂肪にしたものです。
乳脂肪分0.5~1.5%と低いため、カロリーを抑えたい人におすすめです。
インドには「パニール」と言う牛乳から作るチーズがありますが、乳脂肪分を元にするため、この「低脂肪牛乳」だと上手く作れないので注意です!(´・・`)
④種類別:無脂肪牛乳
生乳から乳脂肪分を取り除き、無脂肪にしたものです。
先ほどの③種類別:低脂肪牛乳より脂肪分が低く、0.5%未満となっています。
「牛乳」の種類~殺菌方法~
先ほどの種類分けは、成分調整方法の違いによって分けたものですが、殺菌方法でも種類分けをすることができます。
「牛乳」の殺菌方法は、「超高温殺菌」「高温殺菌」「低温殺菌」の3種類があります。
①「超高温殺菌」
一般的に出回っている「牛乳」は、このタイプの殺菌方法が多いです。
120℃~130℃で2~3秒間、殺菌処理されたものです。
超高温の熱処理がされているので、お腹を下す心配なく飲むことができますが、乳酸菌などの善玉菌やビタミンが失われてしまっている…とも言われています。
②「高温殺菌」
75℃で15秒間、殺菌処理されたものです。
③「低温殺菌」
62~65℃で30分間、殺菌処理されたものです。
超高温殺菌(ステアリライゼーション)に比べると、100℃以下で行う殺菌方法(パスチャライゼーション)の方が殺菌時間が長く、手間がかかります。
しかし、その分甘みがあって美味しく感じるそうです!
ホモ牛乳とノンホモ牛乳
「しぼりたて牛乳」を置いておくと、上の方にクリームのような膜が浮き出てきます。
このクリームは脂肪の粒でできていて、「脂肪球」と言います。
この脂肪球を細かく砕いて、成分を均一にする作業を「ホモジナイズ(均質化)」と言います。
ホモジナイズ処理をした牛乳は「ホモ牛乳」と呼ばれます。
ホモジナイズ(均質化)することで、始めから飲み終わるまで均一な味になり、脂肪球に溶けているビタミンやたんぱく質が細かくなるので、消化吸収も良くなります。
また、ホモジナイズを行うと、高温殺菌などの熱処理がスムーズになるため、生産効率も上がります
ホモジナイズ(均質化)処理を行っていない牛乳は「ノンホモ牛乳」と言い、しぼりたての状態に近い牛乳の味を楽しめます。
ノンホモ牛乳を置いておくと、上の方にクリーム(脂肪)の膜が浮き出てきます!
振ってクリームと牛乳を混ぜても良いですし、そのままクリームとしても使えます。
結論として、牛からしぼったばかりの、しぼりたて牛乳(生乳)に一番近いのは、100℃以下の低温殺菌(パスチャライゼーション)がされた、ノンホモ牛乳となります☺︎
健康にも良いかも\(^o^)/
低温殺菌のノンホモ牛乳を買ってみた☺︎
最寄りのスーパーには売っていなかったので、コープ自然派の宅配で、低温殺菌のノンホモ牛乳を買ってみました!
加熱したらクリームの膜が出てきましたが、夫は「インドの牛乳に比べるとクリームの量が少ない」との感想でした( ˘ω˘ )
もう、酪農家さんから生乳を分けてもらうしか…( ˘ω˘ )
インドの牛乳事情
インドで売られている牛乳は、殺菌処理がされていないものが多い(=しぼったばかりの状態)ので、生では飲めません。
スーパーでは、すでに殺菌処理がされているものも売られていますが、自転車で牛乳を売りに来ている牛乳屋さんから直接買う場合は、飲む前に、沸騰させて加熱殺菌をする必要があります。
そもそも、インドでは冷たいままで牛乳を飲む習慣があまりないようです。
牛乳を沸騰させて粗熱を取り、冷蔵庫に入れたら、翌日、表面にフレッシュクリーム(濃い脂肪分)ができています。
これをマラーイー(Malai/ヒンディー語でクリームという意味)と言い、アイス(クルフィ)や料理を作るのに使います☺︎
最後までご覧いただきありがとうございました!
ダンニャワード(ヒンディー語で「ありがとう」)☺︎