ナマステ!
夫がインド人の、関西人アラサーOLりりです(^-^)
YouTube始めました~!(^o^)/
先日、オンライン絵画教室にてインドのミティラー画を描いてみました☺︎
水彩絵の具で塗るの楽しい\(^o^)/
家で過ごすときにもおすすめです!
ミティラー画ってどんな絵?
3000年の歴史があるよ☺︎
「ミティラー画(またはマドゥバニ画)」とは、インドの東北部(ネパールとの国境手前)のビハール州北部にあるミティラー地方にて、3000年以上前から描かれている伝統的な絵画です。
ミティラー地方は、古代インド叙事詩「ラーマーヤナ」の舞台にもなっているそうです!
ラーマーヤナの本買ってみました☺︎
ミティラー画は、魔除けや家内安全の願いを込めて、祭礼や結婚の儀式の際に描かれていました。
床絵として地面に描かれたり、壁画として家の壁に描かれ、村でお祭りや結婚式があるたびに新しい画に塗り替えられていたようです。
また、ミティラー画の描き手は、女性に限られています。
3000年前から、母から娘へ何世代にも渡って受け継がれているなんて、歴史の長さを感じます…
1960年代にビハール州をひどい干ばつが襲い、当時の首相が、救済手段と女性の自立のために、壁画を紙や布に描いて売ることを推奨したことから、海外にも広まっていきました。
あのピカソにも影響を与えたとか…!!
今までは女性だけが描いていたミティラー画ですが、どんどん広まっていったことをきっかけに、男性もミティラー画のアーティストとして活躍しているようです。
モチーフの意味
ミティラー画では、描くという行為が神聖な作業となるので、絵の上手い下手はあまり重要ではないそうです(^-^)
よく描かれているのは、シヴァやクリシュナといったヒンドゥー教の神様や、豊穣の願いを込めた、太陽や月のモチーフです。
結婚の儀式のときは、生命のシンボルである蓮や竹の子、愛のシンボルであるクジャクのモチーフが壁画に描かれることが多いです!
また、繁栄のシンボルである象や虎、馬などもよく描かれています。
余白は、カラフルな花や植物、幾何学模様で埋めつくすのが伝統的な描き方だそうです。
ミティラー画を描くときの絵の具(顔料)は、白→すりつぶしたお米、黒→炭や煤、オレンジ→マリーゴールドの花粉、赤や黄色→木の皮などを使っているようです!
自然派素材なので、時間とともに壁に馴染んでいきます( ˘ω˘ )
ミティラー画の描き方
~準備するもの~
・画用紙
・黒の油性ペン(細字)
・水彩絵の具
・筆
~描き方~
①画用紙に枠線を描き、中に神様や動物などを黒のペンで描きます。
描きたいモチーフを鉛筆で写してから、ペンでなぞるのも◎です。
②黒のペンで、枠やモチーフの輪郭を二重にしたり、空いているすき間を埋めるように、花や葉っぱなどを書き込みます。
③絵の具で色付けをします。
全部ベタ塗りするのではなく、あえて塗らないところを作るのがポイントです◎
二重にしたモチーフの輪郭は、黒のペンで斜線を描いて、絵の具は塗らないようにすると、ミティラー画っぽい感じになるそうです!
ミティラー画が楽しめる美術館!
実は、日本にミティラー画を楽しめる「ミティラー美術館」があるんです!
廃校になった小学校を利用した美術館で、新潟県十日町市にあります~(^-^)
新潟行く機会あったらめっちゃ行きたい…( ˘ω˘ )
アジアのピカソと言われている、ガンガー・デーヴィーさんの作品は必見です☺︎
ミティラー画が楽しめる絵本♡
ミティラー画の絵本をネットで見つけたので購入してみました( ◠‿◠ )
ランバロス・ジャーさんの「水の生きもの」という本で、インドの出版工房の職人さんによって、手すき紙に一枚ずつ刷られ、手製本で一冊ずつ作られた絵本です♡
2012年のボローニャ・ラガッツィ賞(ニュー・ホライズン部門)優秀賞受賞作品でもあります!
ケースもおしゃれ☺︎
書き込みが細かくて、ずっと眺めていられます( ˘ω˘ )
一枚一枚に時間をかけているのが伝わる、すてきな絵本です~(๑・̑◡・̑๑)
最後までご覧いただきありがとうございました!
ダンニャワード(ヒンディー語で「ありがとう」)☺︎